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    アクセス論序章ー「社会」と「集団」はどう違うの

     アクセスについて言及する前に「社会心理学」という分野についてちょっと考えてみる。といっても私がこの分野で読んだのは「社会心理学ショート・ショート・・実験でとく心の謎・」(岡本浩一著・新曜社)くらいのもので特にこの方面に強いわけではない。

     この本の最初のセクション「個人と集団」の出だしはこうだ。

     「人は集団の中などでは、一人でいるときと異なる行動をすることがある」
     
     個人でいるときには100%正解する判断を、集団の中では間違えてしまうことがしばしばある。実験として、一つの線を書いた紙を見せて、もう一枚の、長さの違う3つの線を表示したカードと比較し、同じ長さの線はどれかと聞いてみる。

     個人では、この問題に100%正解するが、集団の中で、他の人がみんな違った答えを示した後には、間違った回答をしてしまう割合が36.8%にもなった。

     これが、あまりにも有名な「アッシュのパラダイム」理論の最初の実験だ。

     ここで私が言いたいのは、このパラダイムが扱っているのが、「社会」でなく「集団」であるということだ。しばしばヒトには「社会」でなく「集団」しか見えていない。「社会」と「集団」の違いは分かリにくい。

     「集団」とは個人の集合であり「個」が単位である。社会とは社会そのもの(人類がサルから進化した歴史とともにある)なのだ。この「社会そのもの」が見えずらいんだよね。

     この点を、インターネットの世界とか、アクセスを現象として扱う場合に、ちょっと気を付けて心に留めておきたい。もっとも、こんな理屈っぽいことをしゃべり続けても、このブログのアクセスが減ってしまったのでは、ヤブヘビなので、よほどネタ探しに窮した時にしかやらない。
     
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    「社会」という概念は難しいです。政治でも経済でもない「社会」と言うものが見えてこないと、どこからどこまでが「集団」なのか「社会」なのかわけがわからなくなってしまいます。「社会集団」という言葉もあって、ますますわけがわからなくなっているんですが、「社会集団」「社会心理」というのは「社会」ではなく「集団」の概念です。「社会」というものが見えてる人は意外と少ないんですよね。私は時々、「社会の窓」が開いています(笑)

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    相互リンクは大歓迎です。リンクはpurotokoさんの使ってるプルダウンメニューに変えました。他のもいろいろやってみたんですが、これが一番すっきりしてます。

    Re

    いやー、とにかく日本製の安物サーバやパソコンは使い物になりません。結局「Dellにしておけば・・・と、後悔するばかり。かといって買い替えることは今となっては夢のまた夢。Dellのパソコン使ってた頃が、思えば一番生き生きとしていられた時代でした。
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